車椅子シーティング

排泄と座位姿勢

排泄とは?

排泄という現象は膀胱や直腸に溜まった尿と便を体外へ出すことです。一般に座位では直腸の方向は真っすぐになり、肛門がましたに位置するために排泄しやすくなります。臥床している場合は、直腸と膀胱は横向きになり、その出口との関係から便と尿は横方向に移動しなければなりません。尿は液体であるため、臥床であっても膀胱の収縮だけでも排泄は難しくないですが、便が固形であり横方向への移動はかなりの抵抗があります。
これらの生地的状態が何らかのしっかによって、多種な排泄障害が起こるのですが、まずは医師の判断が基本となります。失禁については、排泄する行為だけでなく、排泄する場所とタイミングが関係すると述べており、守ろうとしない人が失禁と定義されると述べています。更に、動かないことが失禁につながるとし、トイレに間に合う世に移動や手先の器用さ、視力、被覆などが関係するとしています。

排尿時の注意点

排尿の注意点などについてまとめていきます。
膀胱にある程度の尿がたまると膀胱を作っている筋が引き伸ばされて、そこの神経が脊髄、脳へ信号を伝えます。この信号は脳の脳幹にある排泄中枢に届き、さらにその上位にある第のうの前頭葉に届きます。前頭葉は脳幹の排泄中枢からの信号を受けて排泄の準備行動に移ります。準備行動とはトイレに行く、便器の位置を確認する、衣類を下ろす、などいくつもの行動があり、その準備が整うまで「我慢・抑制」する必要があります。排泄に必要な状況判断など第のうの前頭葉がコントロールしているのです。
渡辺は、脳卒中の回復期として排泄動作の自律が目標であり、排尿動作の自立の流れを示しています。大きくはベッド上、座位、歩行に分類されています。前田はそのために、座位保持・耐久訓練・また在バランス訓練の必要性を述べています。

排便の注意点

排便は蝶の蠕動運動と肛門括約筋の弛緩などが必要であり、さらに重要な作用として腹圧の関与があります。排便時に呼吸を止めたり、いきむのは、腹筋を収縮させて内蔵などがおもしとなった腹圧を逃さないようにしているのです。
座位の利点は腹圧を十分に利用して、ベンの重みも関与して排泄できることであります。臥床の場合は、肝臓などの臓器は胸郭の中に移動し、腹圧には関与しにくくなります。寝たきり状態の高齢者の排泄ではポータブルトイレなどの座位を作ることで解決することが多いです。
また、便秘の一つとして、患者がベッドで便器を使って排便させることは、とらされる不適当な姿勢とプライバシーが保てないことから、最も不自然な行為であり、ベット上での排便のストレスや、努力はポータブル便器やトイレを使用するために起き上がる努力よりかなり大きく、新新刊があれば心停止や突然死の引き金になると述べており注意が必要です。

シーティング最新記事