車椅子シーティング

車椅子シーティングの方法

車椅子シーティングとは?

車椅子シーティングと聞くとどのようなイメージがありますか?
そしてなぜシーティングが必要なのでしょうか?
色々は捉え方があると思います。このサイトの情報はあくまでの一つの見解であり、他の視点で捉えることも出来ると思いますので、参考程度にお読みください!
車椅子シーティングとは、一言で表すならば使用者に最適化させていくことだと思います。
今までは、一般的な車椅子が、様々な方達に使用されてきました。そこでは色々な問題が生じることが出てきたのです。例えば、一つは褥瘡の問題です。それ以外にも、操作性の問題、環境の問題など様々な因子が絡んできます。

安楽性

シーティングを行っていく際に、一つのポイントになるのが安楽性です。利用者が希望する時間、無理がなく、痛みんがなく、安楽に長く座れる機能です。
リハ専門職が適合した椅子でも、無理に座っていても、座るのに苦痛を伴っていたのでは、QOLの向上は望めません。まったく異なった椅子を使用して嫌がる場合もあります。姿勢を矯正しようとするとよく起こる現象です。
姿勢の矯正が可能である場合、少しずつ矯正力を増加させていくことが必要となっていきます。
つまり、身体に負担のこない最大の時間、安楽に座っていられるかが評価する点ということになります。
古い車椅子で安楽に座れる時間と新しい座位保持装置での安楽で過ごせる座位時間を比較することも良い方法です。また、痛みが出てきたり、不快になったら、その時点で、姿勢を変換する必要も出てきます。

注意点

先程も述べたように、安楽性を一つのポイントにシーティングを検討していく必要があります。
これらを行っていく際に大事になっていくのが、評価です。つまり、自分が行った車椅子シーティングが、行う前よりもどのように改善が図れたかを見ていく必要があるからです。
ただの自己満足に終わっては意味がありません。利用者が使用してみて、以前よりも、安楽性が向上した、褥瘡リスクが軽減した、生活範囲が広がった、自宅内でも使用可能となった、などなど改善が図れているのか?
まさにこれにつきます。シーティングは非常に難しいものですが、答えを返してくれるのは利用者しかいません。つまり、教科書通りに行ったからといって、正しいとは限らないということは念頭に入れておきましょう。
車椅子利用者の反応を聞きながら、試行錯誤してください!そういう経験を積み重ねながらスキルアップが図れていくはずです。
このサイトはそのお役に立てればと考えています。
今日から、車椅子シーティングに前向きに取り組んでいきましょう。

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